東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元理事の高橋治之被告(79)は、大会のスポンサー契約やライセンス商品の審査などをめぐり、紳士服大手AOKIホールディングスや出版大手KADOKAWAなど5つの企業からおよそ1億9800万円の賄賂を受け取ったとして、受託収賄の罪に問われています。
31日は、無罪を主張する弁護側の冒頭陳述が行われ、具体的な主張を初めて明らかにしました。
検察は、高橋元理事がみなし公務員である組織委員会の理事として賄賂を受け取ったと主張していますが、弁護側は、「理事会にはマーケティングに関する議決権はなく、元理事にスポンサーを募るなどの職務権限は認められていなかった」と主張しました。
そのうえで、「民間のコンサルティングの一環として電通の関係者などに働きかけをしたもので、贈賄側とされている関係者から得た金はすべて民間対民間の取り引きの対価として受け取ったものだ」と述べ、賄賂にはあたらないと主張しました。
今後は、事件の関係者の証人尋問などが行われます。
組織委元理事側 “理事に権限なし” 五輪・パラ汚職事件裁判
時間: 31/01/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1473
推奨
- 品川 4人死亡 母親と次女は失血死 長女と長男は一酸化炭素中毒
- パリ五輪 体操 岡慎之助が金メダル獲得 都内で号外配られる
- 国立大学への運営費交付金 今年度比3%余の増額要求へ 文科省
- 後期高齢者医療制度 保険料の全国平均が初の月7000円超見込み
- 死刑判決の当時19歳被告 控訴取り下げで死刑確定 甲府
- PFASめぐり相談外来で対応にあたる医師らが都に血液検査要請
- 尖閣沖 領海侵入の中国海警局船2隻 12時間余り航行し領海出る
- 企業の女性管理職の割合 昨年度12.7% 前年と変わらず横ばい
- 宝塚音楽学校の合格発表 倍率は12倍 2000年以降で最も低く
- 山口 上関町 中間貯蔵施設建設に向けボーリング調査開始