「トケマッチ」運営会社元代表らにパスポート返納命令 外務省

「トケマッチ」をめぐっては、運営会社がことし1月末に突然、解散を発表し、多数の腕時計が返却されないままになっています。

解散発表当日にドバイに向けて出国した会社の元代表、福原敬済容疑者（42）と、元社員の永田大輔容疑者（38）について、警視庁は、客から預かった「ロレックス」を売却していたとして、業務上横領の疑いで逮捕状を取り警察庁を通じてICPO＝国際刑事警察機構に対し、国際手配に向けた要請を行っています。

この2人について、外務省は警察庁からの要請を受けて、旅券法に基づき、来月12日までにパスポートを返納するよう命令を出しました。

期限までに返納されなければパスポートは失効し、滞在ビザを延長したり、別の国に出国したりできなくなります。

一方で、関係者によりますと、福原元代表は在留許可を取得しているという情報があるため、失効後、直ちに退去を求められるかどうかは、現時点では分からないということです。

今後、国際手配されれば、警視庁が現地の捜査当局に協力を要請するなどして所在の確認などを進めるものとみられます。