台風3号 八重山地方では風の強い状態続く 暴風や高波など警戒

気象庁によりますと、大型で非常に強い台風3号は沖縄県の与那国島の南西の海上を西寄りに進んでいます。

24日午後11時の推定では、中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南側130キロ以内と北側95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

沖縄県内では24日、
▽与那国島で午後1時51分に50.2メートル、
▽石垣市登野城で午後4時19分に35.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。

与那国島地方は暴風域を抜けましたが、八重山地方では引き続き風の強い状態が続く見込みで、25日に予想される最大瞬間風速は、
▽八重山地方で35メートル
▽宮古島地方で30メートルとなっています。

沿岸の海域はうねりを伴い猛烈なしけとなっていて、26日にかけて
▽八重山地方で9メートル
▽宮古島地方で8メートルと予想されています。

また、雨も断続的に強まる見込みで、25日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽八重山地方で200ミリ
▽沖縄本島地方で150ミリ
▽宮古島地方で100ミリと予想されています。

気象台は暴風や高波のほか、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。